2009年09月29日

ヨーロピアンのハワイ・タオ島

社長の中村です。

遅い夏休みを取って、タイのタオ島(Koh Tao)へ潜りに行ってきました。

タオ島はシャム湾に浮かぶ6Km×4Kmの小さな島。バンコクで国内線に乗り換えてサムイ島(Koh Samui)に飛び、そこから高速フェリーで2時間のところにあります。

日本ではあまり知られていませんが、ヨーロッパでは有名だそうで、ドイツ、フランス、イギリス、イタリア、スペインなどのEU諸国から若者や家族連れが押しかけ、長期間のリゾートライフとダイビングを楽しんでいます。

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島内は、とにかくヨーロッパ人だらけ。サムイ島もフェリーの中も同様で、不思議なことにアメリカ人は全く見かけませんでした。たぶん旅行客の9割以上はヨーロッパ人。いわば「ヨーロピアンのハワイ」です。

タオ島のダイビングは、現生最大の魚ジンベエザメとの遭遇率が高いことで知られています。

私の目的も、もちろんジンベエに会うこと。

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しかし・・・・滞在中は天候がイマイチで海況が悪く、ほとんど外洋に出られなかったため、残念ながらジンベエには会えませんでした。それでも魚影が濃く、レアものが多い海で、充実したダイビングを満喫することができました。

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島にはシンプルだけど快適なホテルとタイ料理、イタリア料理、インド料理などの安くて美味しいレストランやカフェ、バーがたくさんあります。

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セブン‐イレブン、タイ伝統?のおかまバー、1時間900円のタイマッサージ店もあり、便利で面白くて退屈しません。ヨーロピアンに独占させておくのは、もったいない島だな、と思いました。
posted by ライターハウス at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 社長日記

2009年09月24日

13年前のソフトクリーム

 ついに政権交代が行われました。とにかく、このところ続いた政権を突然投げ出す無責任だけは絶対にやめてほしいと願う杉村です。

 「歴史が変わるワクワク感と、歴史を変える責任をかみしめている」。首班指名の朝、自宅を出る鳩山さんのコメントには思いがこもっていた。いまから13年前の初夏、政界再編の主人公に躍り出ていた、新党さきがけ代表幹事の鳩山さんにインタビューしたことがある。
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 持論の「友愛」をはじめ、最近の政治家には珍しくロマンを熱っぽく語る人だと感じた。なによりも、くりっと大きな瞳から発せられる強い目力が印象に残っている。「わたしは党の存在が否定されることを恐れない。政治家そのものが全否定されてしまう時代が来ることを、最も恐れる」と、自分の理想に向けて政界再々編をにらんでいた。それから3カ月後に民主党が結成された。
 当時、熱い夏を挟んで激動した永田町にあって、元首相の中曽根さんは「愛だとか友情だとかソフトクリームみたいで、お天道様が出たら消えてしまう。甘っちょろ過ぎる」とこき下ろした。鳩山さんも負けていなかった。「これからソフトクリームの季節になる。暑いほどソフトクリームはおいしくなる」。マスコミの間で、ソフトクリーム論争が格好の話題となったものだ。
 そして、天下分け目の関ヶ原となった今回の総選挙、軍配はソフトクリームに上がり、日射に輝く強固な岩塩にも見えた自民党はメルトダウンした。まさに歴史はドラマである。

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 政権交代に刺激され、首相像を描いたノンフィクションを2冊読んだ。1冊は沢木耕太郎の『危機の宰相』、もう1冊は堤堯の『昭和の三傑』。前者は、「所得倍増計画」を掲げ高度成長をテークオフさせた池田勇人と、彼を支えたエコノミストの下村治、宏池会事務局長の田村敏雄を描いたもので、緻密な取材によって戦後日本の「青春」時代を創り上げた舞台裏が浮き彫りになっていく。沢木作品は初めてだが、これが30歳の筆というから、その早熟さに驚く。

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 後者は、副題の「憲法9条は救国のトリックだった」にあるように、終戦前後の大混乱を収めた鈴木貫太郎、幣原喜重郎、吉田茂の3首相を描いている。新憲法はアメリカから押しつけられたとされているが、「文藝春秋」編集長も務めた堤さんは埋もれた資料を手繰り、「幣原が戦力放棄の条項をマッカーサーに説き、対外的にはGHQの外圧で無理にのまされたふりをして制定した」と推論する。3人の首相からは、焦土と化した日本の再建が最優先であり、同時に「もう軍の暴走や戦争に巻き込まれるのはご免」との強烈な意志がくみ取れる。

 占領を完遂して凱旋し、大統領の座をうかがおうかというマッカーサーの野心を、戦力放棄をうたう世界初の憲法でくすぐる幣原の老獪な外交力と、内閣の仲間をも欺く丁々発止の駆け引き。文章は下手だが、読んでいて興が尽きなかった。
 読書の秋、読んで損をしない本として推薦をさせていただく。
posted by ライターハウス at 13:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 専務日記